Amazonより引用
こんにちは!チャーシューです
皆さん、FIRE目指していますか?
今回は2021年7月出版「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」を読んだので、その内容や感想をお話します。
FIREを目指すあなたに、必要な知識やFIREを目指す上で大切な考え方がたくさん詰まった一冊です。
私はFIREを目指す一会社員です。FIREは憧れてはいたものの、この本を読むまではFIREの実態や具体的な目標は明確になっていませんでした。
この本を読めば、FIREまでの道のりが具体化するはず。FIRE到達までのバイブルになると思います。
FIREの準備に何が重要か
必要資金の見積もり方
FIRE後のこと
などなど、FIREを目指す人はもちろん、貯金を増やしたい人は必見だよ
本書の特徴、内容
最近はFIRE(Financial Independence Retire Early)の認知度が高まってきており、FIREに関する本が多く出版されています。
FIREとはその名の通り、資産形成、株式投資や不動産投資などによる不労所得で、経済的自立(Financial Independence)を果たし、早期退職(Retire Early)しようという意味です。
早く仕事を辞めてゆっくりと生活したい人が増えているわけです。
普通の会社員もFIREを目指せるよ!というのが本書です。本書の特徴としては、以下の通り。
- 日本の社会保障制度や年金制度に基づいてFIREを想定
- 具体的に、何十代のFIREを目指すならどれくらいのペースで資産形成していくかを見積もっている。
元々FIREとはアメリカの若者の間で流行り始めたため、アメリカの制度に基づいた関連本が多いです。その中で本書は日本の制度に基づいているという点が新しく、日本人ならではのFIREについて知ることができます。
さらに、FIRE後のこと(辞表の出し方からFIRE後に得られる膨大な時間などについて)も述べており、FIRE全体を俯瞰できる内容になっています。
価値観や必要資金は人それぞれ異なるので、自分の立場に当てはめ、FIREに備えてとるべき行動、必要資金を確認するのに活用できます。
日本でFIREを目指す際のバイブルになることでしょう。
FIREを私に当てはめた場合(40歳でFIREの想定)
本書をもとに、FIRE計画を私に当てはめて考えてみました。
想定は現在の私の年齢(24歳)から始めて、40歳でFIREを達成するとして、どれくらいの資金をどれくらいのペースで集めないといけないのか。見積もってみました。
まずは必要資金ですが、前提として
- 65歳時点で4500万残す
- 生活費を年400万とし、65歳までの25年分の資金をFIREまでに貯める
- インデックス運用を年利4%で65歳まで続ける
この想定で見積もると、40歳になった段階で必要な費用は8000万円になります。(本書想定、家賃も含めて生活費を高めに設定)
40歳まで16年しかないので、8000万円を16年で用意するためには年4%の収益を得た場合で年352万円のペースで貯蓄が必要になります。
特に20代は年収が低いので、平均で年352万円となるとなかなか厳しいものです。
なかなか厳しいねえ
現職では、本業だけでこの数字は不可能、副業で稼ぐ必要が出てきますね。40歳FIRE、現時点では夢のような話です。
実際の私の想定では、完全なFIREよりは、現役時代の副業、アルバイトなどをしながらFIREを目指したい(いわゆるサイドFIRE)と思っているので、特に副業についてはどれくらい稼げるかも重要になってきます。
無理ない範囲で、収益の柱を増やしていきたいものです。
家の確保、子供の有無、車、ペット(猫飼いたい)など、お金がどれくらいかかるか不確定要素が多いので、とりあえずはひたすら稼いで、適度に節約して、蓄財を頑張っていこうと思います。
ちなみに、私が現在やっているブログ、せどりはどちらもしっかりと稼ぐことができています。副業をまだやっていない方は、2022年現在稼げるブログとせどりを比較した以下の記事を参考に。
感銘を受けたフレーズ2選
続いて、本書の中で、私が感銘を受けたフレーズを2つ紹介したいと思います。
あなたの人生の満足や幸せの問題において、お金の問題は些細なことです。
「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」より
“FIREはしたいけど、子供を育てるのに多くのお金がかかる、でも子供が欲しい“ そんな人への一言です。
”子供が欲しいなら、早期リタイアの夢を断念することになっても、子供と過ごす人生を選んでみてはどうか”と筆者は述べています。
お金の問題でいうと、FIREを達成するうえで今の生活レベルを極端に下げたり、副業で睡眠時間を削って体調を崩したりすることで、人生の満足や幸せが損なわれるのであれば本末転倒です。
人生トータルで、幸福度が上がるかを考える、これがとても大事なことだと思いました。
生きがいのないFIREははただの仕事からの逃避
「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」より
リタイア後には膨大な時間が得られます。筆者の見積もりでは、通常の定年退職後でさえ自由時間が約11万時間あるそうです。
長いねえ
ただめんどくさいから仕事辞めたい、だけではなくFIRE後に自分がやりたいことを考えておくことが大事だと感じました。
私自身、たった一度の人生を自由に生きたい!との思いから目指し始めたFIREです。
FIRE後をただぼーっとではなく、夢や目標を持ち続けて有意義に過ごし、素晴らしい人生にしたいと改めて考えさせられました。
まとめ
本書「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」は、年金や社会保障、NISA、IDECOなどの日本の制度を考慮し、副業、家族構成、節約の方法などを紹介しています。
FIREを目指す上で大事になる考え方や必要資金の見積もり方がわかります。
それぞれ、価値観や必要資金は異なってくると思いますので、本書を読んで自分が目指すFIRE像について、またこれからの長い人生の過ごし方について考えてみてはいかがでしょうか。
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